まちづくりに対する私達の思い
合併して19年が経ちました。少子化の影響は全国的にあり、松江市も人口は20万人を切り、19万6000人ほどとなりました。人口の減少は鉄道の普及により高速鉄道などが配備された所とそうでない所で、その後の人口動態が大きく変わり山陰や四国などは取り残され人口減少を加速させています。
そういった中、議会では 「境港出雲道路」 「山陰新幹線、伯備新幹線」などの推進議連を構成し要望活動を行っています。私たちはこういった地域に人が呼び込める事業について積極的に活動してまいります。
問題としていた「都市計画における線引き制度」については先般、市長が廃止をし、令和8年度までには新しい街の形態に取り組むことを発言されました。私たちの思いが受け入れられた結果となったのですが、私たちはこの調整期間は長すぎると考えています。速やかに検討し城下町松江のあるべき姿、中心市街地をはじめとした、 周辺の各地域のまちづくりの在り方など検討の上に検討を重ねるのではなくスピード感を持って取り組むべきと考えます。
私たちの理想は町の四隅に拠点を作り、その拠点まで行けば松江市のどの場所にも行けるような交通網をはじめとした「拠点連携型のまちづくり」を進めることです。先般、松江城の前に19階建て高さ60mのマンション建設が行われることとなりました。現在の条例ではそれを認めなくてはならず、そういったまちづくりになっていた条例について私たちも恨たる思いがあります。今後、中心市街地や文化財集積地域はどのような街並みにするのか、周辺の農村、漁村はどのようなまちづくりをするのか、しっかりと提案しそれぞれの地域で特性を生かした活力あるまちづくりに取り組みます。