臨時会日程 開会、閉会(2月8日、2月15日)
島根原子力発電所2号機の再稼働について、市民の意向を問い、市民の意思を的確に反映させる松江市住民投票条例の制定について審議しました。
地方自治法の規定に基づき、標記の住民投票条例の直接請求が1月31日にありました。それに基づき、市長が「反対」の意見を付して本議会に付議しました。議会では条例制定請求代表者による意見陳述、議会側より条例提出者の市長に対する質疑を行いました。最終日には賛成、反対の立場で討論の後、起立採決を行いました。
臨時会の流れ
2月8日 | 条例案提出、提案説明 | 市長から反対意見を付した条例案が提出される。 |
2月9日 | 条例制定請求者の意見陳述 | 市民団体の代表2名による意見陳述を行う。 |
2月10日 | 議案提出者への質疑 | 各会派(代表)から市長に対して質疑を行う。 |
2月15日 | 討論・採決 | 討論 (意見) ののちに起立により採決を行う。 |
議案
条例案件1件
討論・採択
2月15日、本会議の討論では、条例案に反対する意見を松政クラブ、明政会、公明クラブの各会派代表と会派に属さない議員が述べました。主な反対意見としては、松江市は県との共同開催の住民説明会や、YouTube配信などを通して可能な限り市民に説明する機会の確保と周知に努めたこと。松江市議会は、議場において、また昭和56年5月に島根原子力発電対策特別委員会を設置し議論を重ねて来ており、昨日今日の問題ではないということ。保留という選択は、市民の意思を的確に反映させることにはつながらないことなどでした。
賛成する意見を共産党市議団の代表と、民主ネットワークに属する議員が個人として述べました。主な賛成意見としては、4回の住民説明会では市民の意見を十分聴取したとはいえないこと。民意の把握が不十分であることなど、いずれも住民投票の必要性を訴えました。
採決は賛成議員の起立にて行い、起立少数により、否決されました。